【11月25日 AFP】1933年の映画『キング・コング(King Kong)』の撮影で使用されたキング・コングの骨組みが24日、英ロンドン(London)のクリスティーズ(Christie's)で行われたオークションに出品され、12万1250ポンド(約1800万円)で落札された。

 高さ56センチのこの骨組みは、キング・コングがニューヨーク(New York)のエンパイアステートビル(Empire State Building)に上るクライマックスシーンで使用された。

 関節が動くようになっており、撮影時には綿やゴムで肉付けされ、皮膚部分にはラテックスを用い、毛皮部分はウサギの毛皮で覆われた。

 クリスティーズの責任者ニール・ロバーツ(Neil Robert)氏は、当時、特殊効果で観客をアッと言わせた映画に使われたこの骨組みについて次のように語った。

「映画史で最も有名なシーンのひとつに使われた。映画に関する思い出の品の中でもまれな記念品だ」(c)AFP