【11月17日 AFP】米共和党右派の女王、サラ・ペイリン(Sarah Palin)前アラスカ(Alaska)州知事の回顧録『Going Rogue: An American Life(ならず者で生きる:アメリカ流人生)』が17日発売され、政治評論家たちが2012年の米大統領選挙への出馬をめぐる憶測に躍起になる中、ペイリン氏はメディアの取材攻勢を受けた。

 ペイリン氏は16日に女性テレビ司会者オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)さんの番組に出演し、17日朝にはTVパーソナリティのバーバラ・ウォルターズ(Barbara Walters)によるインタビューが放映される。

 2つのメディア取材は、政治回顧録に対する注目が異例ともいえるほど高いことを端的に示し、前年の大統領選で副大統領候補に指名されたもののジョン・マケイン(John McCain)共和党元大統領候補とともに選挙に敗北し、その後アラスカ州知事を突然辞任したペイリン氏の復帰を強調するものとなった。

 回顧録は発売前からベストセラー入りしており、大ヒット小説『ダ・ヴィンチ・コード(The Da Vinci Code)』の著者ダン・ブラウン(Dan Brown)氏の最新作を押しのけて、米インターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)のランキングでトップを獲得した。出版元の英ハーパー・コリンズ(HarperCollins)によれば、150万部が出版される。(c)AFP/Sebastian Smith