【11月16日 AFP】国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、以下FIFA)は15日、暴言を吐いたアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督に対し、2か月のあらゆるサッカー活動の禁止と2万5000スイスフラン(約220万円)の罰金を下した。処分期間は2009年11月15日から10年1月15日まで。

 マラドーナ監督は、10月14日に行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)南米予選最終節のウルグアイ戦を1-0で勝利し、本大会の出場権を獲得した後、冷静さを失い、わいせつな言葉を使って暴言を吐いていた。FIFAは、同監督の行為を規律違反としていた。

 アルゼンチンサッカー協会(Asociacion del Futbol ArgentinoAFA)の役員やボディーガードを同伴したマラドーナ監督は、チューリヒ空港からFIFA本部まで終始リポーターに対して無言を通した。

 FIFAは、事情聴取でマラドーナ監督が「FIFAとサッカー関係者に謝罪した」とし、「懲罰委員会はマラドーナ氏が見せた真摯(しんし)な反省と謝罪を考慮し、マラドーナ氏に処分を伝えた」と声明を発表している。(c)AFP/Peter Capella

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