【11月11日 AFP】ドイツ・ハノーバー(Hanover)近郊のノイシュタット・アム・リューベンベルゲ(Neustadt am Rubenberge)で10日、サッカー同国代表のゴールキーパー(GK)ロベルト・エンケ(Robert Enke)が自殺した。警察当局によると、エンケは踏み切りで電車に飛び込んで自殺したという。

 当局はノイシュタット・アム・リューベンベルゲの踏み切りで死亡事故があり、エンケが自殺したことを認めている。

 エンケの友人Jorg Neblung氏も、「自殺だったと断定できます。ロベルトは(現地10日)午後6時前に自らの命を絶ちました。水曜日(11日)に開かれる記者会見で詳細が明らかになるでしょう」とし、自殺したことを認めている。

 2006年に心臓病で当時2歳の娘をなくし、腸に持病を抱えていたエンケは、2009年5月に迎えた8か月の養女と妻を残し、自ら命を絶った。

 エンケは、ブンデスリーガ1部のハノーバー96(Hannover 96)に所属し、同国代表として8試合に出場していた。

 エンケは9月初旬に行われたアゼルバイジャンとの2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)欧州予選の2日前に代表から離脱していたが、10月には練習に復帰していた。(c)AFP