【11月10日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)郡上級裁判所は9日、米歌手/女優ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)さん(40)の元夫に対し、2人の性行為などを撮影した映像の公開を差し止める仮命令を言い渡した。

 ロペスさん側は6日、裁判所に訴状を提出。元夫のオジャニ・ノア(Ojani Noa)氏が、新婚旅行での親密な2人の様子を収めた映画を販売しようとしていると訴え、これに対し裁判所が差し止めの仮命令を出した。正式な審理は10日に予定されている。

 ロペスさんは結婚前、2人の関係に関わる情報を公開しないという契約をノア氏側と結んでおり、この契約に違反する行為だと主張。映画を制作したエド・メイヤー(Ed Meyer)氏とノア氏に対し1000万ドル(約9億円)の慰謝料を求めている。

 ロペスさんは1997年にノア氏と結婚したが、11か月後に離婚。その後、暴露本を出版しようとしたノア氏を提訴した裁判で勝訴し、54万5000ドル(約4900万円)の慰謝料が認められた。今回はノア氏に対する2度目の訴訟だ。

 ロペスさんは2001年9月、振付師のクリス・ジャッド(Chris Judd)氏と結婚するもわずか9か月も経たずに離婚。2004年6月に歌手のマーク・アンソニー(Marc Anthony)さんと結婚し、双子を出産している。(c)AFP