【11月7日 AFP】ニカラグアのカリブ海沿岸は6日、ハリケーン、イダ(Ida)から変わった熱帯低気圧による強い風と雨に見舞われ、川が氾濫(はんらん)したり、住宅約530戸が壊れたりするなどの被害が発生した。当局者によると約4万人が影響を受けた可能性がある。

 イダの接近にともない人気の観光地コーン島(Corn Islands)では4日、民間防衛当局が観光客約300人を島から離れさせた。イダは5日午前9時(日本時間6日午前零時)ごろ同国のカリブ海沿岸部に上陸し、その数時間後に後熱帯低気圧になっていた。

 この熱帯低気圧は勢力を弱めつつあり、7日にはニカラグア北方の海に抜けるとみられるが、米国立ハリケーンセンター(National Hurricane CenterNHC)は雨で鉄砲水や土砂崩れが起きる恐れがあると注意を呼びかけている。(c)AFP