【11月5日 AFP】(一部訂正)米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で前週、強姦(ごうかん)罪で服役歴のある男の自宅から計10人の遺体が見つかった事件で、約2年半前に近所の住民らから悪臭がするとの苦情が当局に寄せられていたにもかかわらず、付近にあるソーセージ加工工場の臭いだとして片付けられていたことが明らかになった。

 この事件は、前月29日、アンソニー・ソーウェル(Anthony Sowell)容疑者の自宅や庭から最初に6遺体が、次に4遺体が相次いで発見されたもの。その後、頭蓋骨1つが発見され、被害者数は11人である可能性が浮上している。警察は31日にソーウェル容疑者を逮捕し、現在、これらの遺体に関連した一連の連続殺人事件について捜査が行われている。

 ソーウェル容疑者は、1989年の強姦事件で有罪判決を受け服役、2005年に釈放され、クリーブランドの自宅に戻ってきていた。

地元市議会のザック・リード(Zack Reed)議員によると、同市の事務所は約2年半前、ソーウェル容疑者の近所の住民から悪臭に関する苦情を受け、地元の公衆衛生当局に連絡していた。

 リード議員は、苦情が事件の早期発見に繋がっていれば一部の殺人は防げた可能性があると指摘。 「公衆衛生当局は死体の臭いと動物の肉の臭いをきちんと区別すべきだった」と述べ、当時の経緯について独自調査を強く求めていく方針を表明した。(c)AFP/Sarah Hollander