【10月30日 AFP】男性の平均寿命が47歳のソマリアで28日、112歳の男性が75年ぶりに6回目の結婚式を挙げた。しかもお相手は17歳の少女だという。グリエル(Guriel)で行われた結婚式には数百人が参加した。

   「妻はわたしの10倍も若いが、お互いとても愛し合っている。若い男にはできないような愛情を注ぐことができるだろう」とDhoreさんは29日、AFPに語った。Dhoreさんは、「結婚生活は年齢や美しさより、むしろ愛と情熱の問題だ」と語る。

   「初めて結婚したのはずいぶんと昔で思い出せないな。最後に結婚したのも75年ほど前だったはずで、わたしもまだ若かった」(Dhoreさん)  大英帝国と戦い、ダラーウィーシュ国を建国した「狂気のムッラー」ことモハメド・アブドラ・ハッサン(Mohammed Abdullah Hassan)が1920年に死去したとき、すでにDhoreさんは成人だったはずだ。

 Dhoreさんは、足かけ3世紀を生き抜いた長寿の秘けつについて「若いときの健康な食事」が重要なのだという。

   「112歳にしながら若者のような生活が送れる。再婚は子どもや孫に勧められた」とそのいきさつを説明した。

 ちなみに、これまでの結婚相手で存命中なのは、病気療養中の90歳の女性だけだという。(c)AFP