ポランスキー事件の被害者女性、取材殺到で訴訟取り下げ申請
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【10月27日 AFP】(一部修正)ロマン・ポランスキー映画監督の少女淫行事件の被害者が、マスコミの激しい取材攻勢から逃れるため、裁判所に同監督に対する告訴の取り下げを申し立てたことが26日、明らかになった。
事件の被害者、サマンサ・ゲイマーさんの弁護団は23日、米カリフォルニア州第2地区控訴裁判所に、ゲイマーさんが1977年にポランスキー監督を告訴していた事件の取り下げを申請した。ゲイマーさんは、これまでにも数回、関係当局に告訴の取り下げを申し立てている。
申請書によると、現在は夫や子どもたちとハワイ(Hawaii)で暮らすゲイマーさんや専属弁護士のもとに、コメントを求めて世界各国から500件を超える電話が殺到。全米のあらゆるモーニングショー番組に加えて、内外のほぼ全主要紙が電話をかけてきた。ロサンゼルス・タイムズ(The Los Angeles Times)紙は、3度も電話してきたという。なかには米人気司会者のラリー・キング(Larry King)氏やオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏からの電話もあった。
ゲイマーさんが「お願いだから、そっとしておいてほしい」と返答しても電話は昼夜を問わず、鳴りやむことがなかった。電話は自宅だけでなく、携帯電話や職場にまでかかってきたという。
申請書のなかで、ゲイマーさん側の弁護士ローレンス・シルバー(Lawrence Silver)氏は、「過熱取材のために、ゲイマーさんは体調を崩したうえに、仕事も妨害され失職の危機にも瀕しており、かつての被害者が再び被害者にされている」と訴えた。
一方、ポランスキー監督の弁護団は、担当裁判官はロサンゼルス検察局と不適切な協議を行い、同監督を有罪とする判決内容に戻ろうとしていると語った。ポランスキー監督は当初、強姦と異常性行為を含む6件の罪で起訴されたが、ゲイマーさんが裁判で苦痛を味わうことを避けるため、訴因を違法性行為のみに軽減された。
この件に関しては、シルバー氏も申立書のなかで、「腐敗」判事のために、ポランスキー監督は海外逃亡に追いこまれたとの認識を示している。さらに「彼の犯した罪がいかなるものであっても、ポランスキー監督は公平に扱われる権利がある。だが、現実にはそうではなかった」と述べ、「ポランスキー監督が逃亡した日は、米国の司法にとって悲しむべき日となったが、その代償を支払うのがサマンサ(ゲイマーさん)であってはならない」と訴えている。(c)AFP/Rob Woollard
事件の被害者、サマンサ・ゲイマーさんの弁護団は23日、米カリフォルニア州第2地区控訴裁判所に、ゲイマーさんが1977年にポランスキー監督を告訴していた事件の取り下げを申請した。ゲイマーさんは、これまでにも数回、関係当局に告訴の取り下げを申し立てている。
申請書によると、現在は夫や子どもたちとハワイ(Hawaii)で暮らすゲイマーさんや専属弁護士のもとに、コメントを求めて世界各国から500件を超える電話が殺到。全米のあらゆるモーニングショー番組に加えて、内外のほぼ全主要紙が電話をかけてきた。ロサンゼルス・タイムズ(The Los Angeles Times)紙は、3度も電話してきたという。なかには米人気司会者のラリー・キング(Larry King)氏やオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏からの電話もあった。
ゲイマーさんが「お願いだから、そっとしておいてほしい」と返答しても電話は昼夜を問わず、鳴りやむことがなかった。電話は自宅だけでなく、携帯電話や職場にまでかかってきたという。
申請書のなかで、ゲイマーさん側の弁護士ローレンス・シルバー(Lawrence Silver)氏は、「過熱取材のために、ゲイマーさんは体調を崩したうえに、仕事も妨害され失職の危機にも瀕しており、かつての被害者が再び被害者にされている」と訴えた。
一方、ポランスキー監督の弁護団は、担当裁判官はロサンゼルス検察局と不適切な協議を行い、同監督を有罪とする判決内容に戻ろうとしていると語った。ポランスキー監督は当初、強姦と異常性行為を含む6件の罪で起訴されたが、ゲイマーさんが裁判で苦痛を味わうことを避けるため、訴因を違法性行為のみに軽減された。
この件に関しては、シルバー氏も申立書のなかで、「腐敗」判事のために、ポランスキー監督は海外逃亡に追いこまれたとの認識を示している。さらに「彼の犯した罪がいかなるものであっても、ポランスキー監督は公平に扱われる権利がある。だが、現実にはそうではなかった」と述べ、「ポランスキー監督が逃亡した日は、米国の司法にとって悲しむべき日となったが、その代償を支払うのがサマンサ(ゲイマーさん)であってはならない」と訴えている。(c)AFP/Rob Woollard