【10月22日 AFP】映画「007」シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ(Dr. No)』で悪役ドクター・ノオを演じたカナダ人俳優ジョセフ・ワイズマン(Joseph Wiseman)氏が19日、ニューヨーク(New York)マンハッタン(Manhattan)の自宅で死去した。91歳。同氏の娘が21日、明らかにした。

 1918年、モントリオール(Montreal)に生まれたワイズマン氏は幼少時に米国に移住。ハリウッドに目を向ける前はブロードウェー(Broadway)の舞台『アントニーとクレオパトラ(Antony and Cleopatra)』や『リア王(King Lear)』などに出演した。

 一躍世間の注目を浴びることになった作品は、マーロン・ブランド(Marlon Brando)と共演した1952年の映画『革命児サパタ(Viva Zapata!)』で、バート・ランカスター(Burt Lancaster)主演の『許されざる者(The Unforgiven)』にも出演している。

 こういった成功やその後のテレビ出演にもかかわらず、ワイズマン氏はジェームズ・ボンド(James Bond)の敵役ドクター・ノオを演じたことが最も知られている。

 イアン・フレミング(Ian Fleming)原作の映画『ドクター・ノオ』には、ショーン・コネリー(Sean Connery)がボンド役で、ウルスラ・アンドレス(Ursula Andress)がボンド・ガールのハニー・ライダー(Honey Rider)役で出演した。

 舞台俳優として記憶に残ることを願っていたワイズマン氏の最後の出演作は、2001年にブロードウェーで上演された舞台『ニュルンベルク裁判(Judgment At Nuremberg)』だった。(c)AFP