【10月22日 AFP】欧州アダルト映画版アカデミー賞と言われる「ホット・ドール(Hot d'Or)」賞の授賞式が20日、9年ぶりにフランス・パリ(Paris)で開催された。

 1992年から毎年、カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)と同時期に発表されていたが、2001年以降は中止。しかし今回、「デジタル化による業界の混乱を抑えるために」復活させたと主催者ホット・ビデオ(Hot Video)誌の担当者は語った。

 最優秀作品賞はスペインの『Billionaire』、最優秀女優賞はチェコのテラ・ホワイト(Tarra White)が受賞した。

 授賞式には欧米各国からプロフェッショナルたちが集まったが、アダルト映画がまったく上映されない、まじめな一夜となった。

 カンヌ国際映画祭と同時期に行われていた際は会期が2週間もあったが、映画祭主催者からもカンヌ当局からも特に歓迎はされていなかった。(c)AFP