【10月21日 AFP】米国の景気低迷で打撃を受けた米ハワイ(Hawaii)州で地元当局が、学校の週休3日制の実施を余儀なくされており、23日から実施する見通しだ。

 ハワイ州は、支出を削減するため、金曜日を休校にして教員の出勤日数を減らす。これにより、ハワイ諸島の学生17万1000人の年間授業日数は、従来より17日少ない163日となる。これは米国で最も少ない授業日数。

 ハワイ州のパトリシア・ハマモト(Patricia Hamamoto)教育長は、声明で「最初の休みは今週の金曜日、10月23日に予定されている。厳しい経済情勢が続く間は、学校教育や学生向けサービスを提供するために教育当局の持つ資源を活用する」と説明し、資金がまかなえるようになれば週5日の授業を再開したいとした。

 米国には最低年間授業日数を定めた規制は無いが、米国全土の大半で180日以上の授業日数が確保されている。年間授業日数が180日を下回る州は11州のみで、ノースダコタ(North Dakota)州が173日、ハワイ州が163日で最下位となっている。(c)AFP