【10月17日 AFP】ソマリア反政府勢力シェバブ(Shebab)が、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の最中に行った団体戦クイズ大会の優勝者に授与した商品は、豪華客船の旅などではなく、「ジハード(聖戦)」へのチケットだった。

 Abdullahi Alhaq氏は、16日夜の式典で「若者たちに武器が授与されたのは、現在アラーの敵との間に行われている聖戦に参加するよう勇気づけるためだ」と語った。

 このクイズは、ソマリア南部のキスマユ(Kismayo)でシェバブが主催し、ラマダンの1か月の間ラジオで放送した。キスマユ周辺の5地区も参加し、科学や文化、聖典コーラン(Koran)についてのクイズに挑戦した。

 優勝者はFarjano地区のチームで、AK-47自動小銃1丁、手投げ弾2発、対戦車地雷、それに事務用品の優勝賞品を手に入れた。

 式典には住民が大勢あつまり、Abdullahi Alhaq氏が「優勝したチームは、1000ドル相当の武器と事務用品を獲得する」と伝えると、観衆からは歓声や拍手があがった。

 キスマユで働くある男性は、AFPに対し、「知識を競い合った結果として、学生が武器を授与されるようなイベントを体験したのは初めてだったので素晴らしかった」と語った。

 シェバブと地元イスラム勢力の連合は、1年以上前にソマリアの主要港キスマユを制圧。イスラム法(シャリア、Sharia)の厳格な適用を実施して、スポーツやDVD、洋服などを禁止している。

 ちなみに準優勝者には、AK-47と弾薬が贈られた。(c)AFP