【10月16日 AFP】米国に次ぐ世界第2位の肥満大国メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)で15日、大規模な「警官ダイエットキャンペーン」が始まった。

 計画を主催するのは、同市の治安当局と保健当局。キャンペーン開始を記念した式典では、市内全警官1300人の中から選ばれたキャンペーン参加者が、体重、胴囲の測定、ヘルスチェックなどを受ける様子が一般公開された。

 警官らは今後、毎月定期的に健康診断を受け、6か月後に再度体重測定が行われるという。

「トルタ(メキシコ風サンドイッチ)やタコスを食べるなとは言えない。だが、トルタを食べたら、次の食事で野菜を取るなどしてバランスのとれた食事をするように言うことはできる」と地元警察当局者。

 公式統計によると、食べ物を販売する露店が通りにずらりと並ぶメキシコ市では、警察官の10人に7人が「肥満」。また、メキシコ全土では成人の40%近くが過体重、30%が肥満だという。(c)AFP