【10月13日 AFP】米俳優ジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)が、主演映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン(I Come with the Rain)』の第14回釜山国際映画祭(Pusan International Film FestivalPIFF)での特別上映のに合わせて韓国を訪れている。しかし、さすがのハリウッドスターの輝きも、ここでは共演者の木村拓哉(Takuya Kimura)の人気ぶりに影を潜めてしまったようだ。
 
 ハートネットは共演者のイ・ビョンホン(Lee Byung-hun)や木村とともに10日、釜山の海雲台(Haeundae)ビーチで行われたトークイベントに登場。ハートネットが姿を見せると、徹夜で待っていた約5000人のファンは歓声を上げた。だが、続いて木村が現れると、歓声は轟音へとヒートアップした。
 
 8日の開会式や9日の記者会見でも、同様の光景が見られた。だが、ハートネットは、「どうと言うことはない。彼はハンサムだし、女性の間で大人気だということも知っているよ」と話した。

 アイドルグループ「スマップ(SMAP)」のメンバーでもある木村は、『Hero』などのテレビドラマを通してアジアのアイドルとなった。最近では、ウォン・カーウァイ(Wong Ka wai)監督の『2046』や山田洋二(Yoji Yamada)監督の『武士の一分』など、一流監督がメガフォンをとった映画にも出演している。

 その木村は、ハートネットとの共演を「光栄だった」と述べ、ハートネットについては「びっくりするほど、いい人」と話した。

 一方、ハリウッドとアジアの俳優の比較について尋ねられたハートネットは、丁寧な口調で「素晴らしい俳優と共演することは、常にプレッシャーであり、ハリウッドとアジアの俳優を比べることはとても難しい。ぼくに言えるのは、彼らは演技に対して、非常に真摯であるということだ」と答えた。(c)AFP