【10月8日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領夫妻が、47点の美術品を美術館から借り受け、ホワイトハウス(White House)に飾ることになった。現代アートや先住民の作品がホワイトハウスの壁を彩ることになりそうだ。

 オバマ大統領とミシェル(Michelle Obama)夫人は、ワシントンD.C.の国立美術館(National Gallery of Art)やハーシュホーン博物館(Hirshhorn Museum)などの5つの美術館から47点を選んだ。先住民が作った土器や陶器などの作品が多く7人の黒人芸術家の作品もあるが、ウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer)やエドガー・ドガ(Edgar Degas)などの名作や、マーク・ロスコ(Mark Rothko)やジョセフ・アルバース(Josef Albers)ら抽象画家の作品などもある。

 ホワイトハウスのキュレーターはワシントン・ポスト(Washington Post)紙に、大統領は現代アートの方に関心があるようだと話した。

 過去、ジャクリーン・ケネディ(Jacqueline Kennedy)夫人はセザンヌ(Cezanne)を飾り、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)夫人(現国務長官)はワシリ・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)やウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning)、ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keefe)の作品を好んだという。(c)AFP