【10月6日 AFP】英国の現代美術賞「ターナー賞(Turner Prize)」の受賞候補者の作品が5日、ロンドン(London)の近現代美術館テート・ブリテン(Tate Britain)でメディア向けに公開された。作品の中には、粉砕された旅客機のジェットエンジンの残がいから出た金属の粉じんを集めたものや、マッコウクジラの頭がい骨などがある。

 今年の候補者はエンリコ・デービッド(Enrico David)氏、ロジャー・ヒオンズ(Roger Hiorns)氏、ルーシー・スケア(Lucy Skaer)氏、リチャード・ライト(Richard Wright)氏の4人。

 12月7日の受賞作発表まで、それぞれの作品はテート・ブリテンに展示され、受賞者には賞金2万5000ポンド(約350万円)が贈られる。

 英国の50歳以下の芸術家に贈られる同賞は、これまでギルバート&ジョージ(Gilbert and George)、ダミアン・ハースト(Damien Hirst)らが受賞している。(c)AFP