【10月4日 AFP】地震発生から3日目となるインドネシア・スマトラ島沖地震で、深刻な被害を受けた西スマトラ(West Sumatra)州パダン(Padang)市では3日も、救助チームや救助犬による懸命の捜索活動が続けられた。

 30日、100万人近い人口を擁する同市をマグニチュード(M)7.6の強い地震が襲った。オランダ植民地時代からある大型ホテル「アンバチャン・ホテル(Ambacang Hotel )」が崩壊し、100人近くがその膨大ながれきの下敷きになっているとみられる。
 
 地元警察は3日、下敷きになっている生存者から、「がれきの下に生存者が8人いる。重機を使ってがれきの撤去作業を行う場合は注意してくれ」と伝える携帯電話のテキストメッセージを受信したことを明らかにした。

 警察によると、このメッセージは地震当時、ホテル内で行われていた海洋・水産庁関連の会議に出席していた職員の親族を通じて警察に届けられた。

 アンバチャン・ホテルは有名なサーフスポットの1つであるメンタワイ(Mentawai)諸島に向かう観光客の宿泊所として人気がある。
 
 地震発生時には、米保険大手プルデンシャル(Prudential)グループの会議も開催されていたが、ホテル内に滞在していた外国人の人数は確認されていない。

 ホテル崩壊時に建物内にいた医療NPO「サーフエイド(SurfAid)」の医師デービッド・ランジ(David Lange)氏は、当時の様子をAFP に次のように語った。「自分が生きているのが信じられない。私のすぐ後ろにいた人たちは助からなかった。たくさんの建物のがれきが周囲に落下してきた。ホテルには欧米人が大勢いた」

 日本の救助チームも現地入りし、ホテルで救助犬による捜索活動を進めている。チームのリーダーによると、建物の崩れ方から判断して内部には空間ができているとみられ、そこにまだ生存者がいる可能性があるという。(c)AFP/M. Jegathesan