【10月2日 AFP】インドネシア政府は2日、スマトラ島沖で前月30日に発生した強い地震で倒壊した建物の下に多数が生き埋めとなっており救援人員が不足していることから、国際社会に支援を要請した。

 マグニチュード(M)7.6の地震で壊滅的な被害を受けた同島西部のパダン(Padang)では、緊急救援部隊が夜を徹して、がれきの下から遺体を回収する作業を続けている。

 同地震による死者数は、少なくとも1100人に上るとみられ、倒壊した建物に放置され腐敗し始めた多くの遺体が悪臭を放っている。

 こうした事態を受け、ファディラ・スパリ(Fadilah Supari)保健相は記者会見で、「依然として多数の生存者ががれきに埋もれているが、救出作業は困難を極めている」と述べ、特に特殊機材を装備した地震災害専門の救援部隊や、骨折などの重傷者に対応できる医療関係者が必要だと、国際社会に向けて訴えた。
 
 一方、地震で住居を失った被災者らは、すでに2夜、屋外で不安な夜を過ごしている。食料も不足しているが、こうした被災者に、水などの生活必需品を不当に高い値段で売りつける業者も現れはじめている。(c)AFP/Presi Mandari