【9月30日 AFP】オーストラリア中部にある「エアーズロック(Ayers Rock)」の名で知られる巨大な岩山「ウルル(Uluru)」に観光客たちが排泄物を垂れ流してきたことで、希少なエビの一種が絶滅した可能性があると、生物学者が指摘している。

 生物学者ブライアン・ティムズ(Brian Timms)氏は29日、国営ラジオで、ウルル頂上の水溜りに生息する小型エビの一種(学名:Branchinella latzi)が既に絶滅した可能性があると発表した。このエビは1970年代以来、ウルルでは目撃されていないという。

 原因については、「ウルルに登った人が、おそらく岩に糞尿を垂れ流すことで、生物に悪影響を与えてきた。エビは水たまりの『富栄養化』に持ちこたえることができなかったのだろう」と話した。

 地元当局は、先住民アボリジニの聖地でもあるウルルについて、入山禁止措置も含む管理計画案を検討している。(c)AFP

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