【9月29日 AFP】スウェーデンの映画監督、故イングマール・ベルイマン(Ingmar Bergman)氏の遺品のオークションが28日、同国の首都ストックホルム(Stockholm)で開催され、多くのファンやコレクターが詰めかけた。予想落札額の10倍以上の値段を付ける品も多かったという。

 出品されたのは、ベルイマン監督がバルト海のフォーレ(Faaroe)島の自宅で使用していた私物339点。6人の女性との間に9人の子どもがいるベルイマン監督が、遺品をめぐる親族間の争いを避けるため売却することを遺言に残していたという。

 予想落札額が1万5000クローナ(約19万円)だった劇場の木製モデルは102万5000クローナ(約1300万円)で落札され、作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky)とベルイマン監督が一緒に写っている写真は、予想落札額2000クローナ(約2万6000円)だったが2万7000クローナ(約34万8000円)で競り落とされた。

 そのほか、予想落札額が各4000クローナ(約5万円)だった映画『ファニーとアレクサンデル(Fanny and Alexander)』のポスターと、金箔を施した頭部の彫刻はそれぞれ、2万2000クローナ(約28万円)、6万2000クローナ(約80万円)で落札された。

 さらに、ノルウェーの画家エドバルト・ムンク(Edvard Munch)がスウェーデンの作家アウグスト・ストリンドベリ(August Strindberg)を描き、ベルイマン監督のインスピレーションとなったリトグラフは54万クローナ(約700万円)の値段を付けた。

 ベルイマン監督は2007年7月30日、89歳で死去。20世紀後半に活躍し40本以上の作品でメガホンを取った。

 フォーレ島の自宅は、クリスティーズのオークションにかけられることが決まっている。(c)AFP

【参考】競売会社ブコウスキーのHP(英語)、出品物と落札結果