【9月28日 AFP】2016年夏季五輪の東京招致に向け、鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相がデンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)で10月2日に開かれる国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)の総会に出席することが、28日決まった。平野博文(Hirofumi Hirano)官房長官が発表した。

 平野長官によると、鳩山首相は東京での五輪開催に向けて全力を尽くすべく、総会で「IOC委員に最後の訴えを行う」。米国から帰国したばかりの鳩山首相は、10月10日に北京(Beijing)で中韓首脳と会談する予定で、タイトな外交日程のすきまを縫っての総会出席となる。

 他の立候補地からは、マドリード(Madrid)はフアン・カルロス1世(Juan Carlos I)スペイン国王が、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)はルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領が出席するほか、シカゴ(Chicago)はバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の名代としてミシェル・オバマ(Michelle Obama)米大統領夫人が派遣されるとみられる。(c)AFP