【9月20日 AFP】南アフリカ陸上連盟(Athletics South Africa、以下ASA)のレオナード・チュアン(Leonard Chuene)会長は19日、性別疑惑の渦中にある同国のキャスター・セメンヤ(Caster Semenya)が第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)の前に性別確認検査を受けていたことを明かした。しかし、同会長は結果がまだ分からないとしている。

 ASAのチュアン会長は記者会見で「連盟の医師の勧めで検査は8月7日に実施された。結果はまだ知らされていない」と話した。

 世界陸上の女子800メートルで優勝したセメンヤに性別疑惑が浮上した際、チュアン会長は、同選手に対する検査が実施されていないと主張していた。

 検査結果は、国際陸上競技連盟(International Association of Athletics Federations、以下IAAF)によって後日発表される。

 チュアン会長は、医学的証拠が少しでもなければ、セメンヤを世界選手権で棄権させることができなかったとし、「誰も結果を知らない。われわれは報道で彼女が両性具有であることを知った」と話している。

 南アフリカ国民に対してチュアン会長は、検査が行われていた事実を隠していたことを謝罪した。同会長は「私のこれまでの対応について謝罪したい。しかし、彼女を守るためにそのような対応を取った」と話した。また、連盟から辞任を求められていることについては「辞任することは逃げることに等しい」として否定している。

 オーストラリアの新聞が、IAAFの検査にかかわった匿名の関係者の話として、検査の結果、セメンヤが両性具有であると判明したと報じていた。この報道は南アフリカ国民を激怒させた。南アフリカ政府は17日、IAAFの検査によってセメンヤの人権が侵害されたとして、国連(UN)に苦情申し立てを行なっている。(c)AFP