【9月19日 AFP】インドネシア警察は、指名手配中のテロ容疑者のヌルディン・トップ(Noordin Mohammed Top)容疑者が死亡したことを発表し、マレーシア政府らの要請を受けて同容疑者の遺体をマレーシアに返還する方針であることを明らかにした。

 ヌルディン容疑者は、17日の警察との9時間にわたる銃撃戦で、イスラム武装集団のほかの3人とともに死亡した。

 インドネシア警察のBambang Hendarso Danuri長官は18日、記者団に対し、DNA鑑定も終えて「すべてが100%(確実)だ」と述べ、6年間にわたって追跡していたヌルディン容疑者の死亡が確実となったことを発表した。

 また、インドネシア警察は同日、AFPに対し、「マレーシア政府とヌルディン・トップ容疑者の家族が、マレーシアで埋葬するために遺体の返還を要求してきた。われわれは遺体を返還する予定である」と述べた。

 ヌルディン容疑者は、イスラム地下組織ジェマ・イスラミア(Jemaah IslamiyahJI)の分派を率いていた。インドネシア当局は、ヌルディン容疑者のネットワーク上のほかの容疑者らを引き続き捜索する方針という。(c)AFP/Arlina Arshad