【9月12日 AFP】9.11米同時多発テロから8年目を迎えた11日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)で米沿岸警備隊が発砲したと誤って報道され、一時混乱する場面があった。

 最初にCNNテレビが、ポトマック川(Potomac River)で沿岸警備隊が不審な船に発砲したと報じた。この時、ポトマック川の近くにある国防総省ではバラク・オバマ(Barack Obama)大統領も出席して式典が行われていた。

 報道を受けてワシントンD.C.のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(Ronald Reagan Washington National Airport)が航空機の出発を約20分間見合わせるなどの影響が出た。

 しかし沿岸警備隊は記者会見で、これは以前から予定されていた訓練で武器は使用しておらず、銃を撃つ代わりに無線で「バン、バン」と言ったことが誤解されたとみられると語った。この通信は一般の人も傍受することができた。

 沿岸警備隊は、9月11日という特別な日にもかかわらず、ほかの治安機関に連絡していなかったことを認めたが、混乱の原因は誤った情報を伝えた報道にあるとして謝罪はしなかった。また報道機関が沿岸警備隊からの情報提供がなく、電話をしても応答が無かったとしていることについて原因を調査していると述べた。AFPも繰り返し沿岸警備隊に取材を試みたが応答はなかった。

 これまで沿岸警備隊は、ワシントンD.C.で大きな訓練を行う場合、メディアとほかの治安機関に情報を提供するのが通例だった。(c)AFP/Jo Biddle