【9月9日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)欧州予選、グループ7の首位セルビアとの大一番を控えるフランス代表のレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)監督が8日、フランス国内で報じられた主将ティエリ・アンリ(Thierry Henry)との確執は「うそ」であることを強調した。

 仏大衆紙パリジャン(Le Parisien)は7日、スタッド・ド・フランス(Stade de France)で5日に行われたルーマニア戦前日の選手間ミーティングでアンリがドメネク監督を非難したと報じていた。

 ルーマニア戦の試合前に名前が紹介された際、観客から野次を受けたドメネク監督は、報道が間違いであると断固主張した。ドメネク監督は「繰り返すが、2004年(代表監督就任)以降、うその報道についてのコメントは差し控えてきた。9日にはセルビアとの試合がある。われわれはW杯予選突破を目指し、君たち(会見に同席していた報道陣)を南アフリカに連れて行く。セルビア戦にベストを尽くすつもりだ」と語っている。

 首位セルビアを勝ち点4差で追う2位のフランスがセルビアとの直接対決に敗れれば、フランスは各グループ2位チームの成績上位8チームによるプレーオフに回る可能性が高くなる。(c)AFP/Philippe Grelard