【9月6日 AFP】墓地の過密が問題になっている香港では、ここ数十年で埋葬制度が改変されてきた。現在の制度は1960年代に施行されたもので、土葬用の区画をもてるのは死後10年までと制限し、その後は墓所を掘り起こして遺体を火葬するか、小規模な墓所に埋葬しなおす。

 中国では昔から、土葬にすると死者の魂が死後の世界で永らえると考えられてきたが、この制度の導入によって火葬を請け負う施設や業者が増え、土葬にまつわる伝統的な文化的価値観や好みを乗り越えて火葬が普及してきた。(c)AFP