米監禁事件の被害女性、被告の秘書業務 ストックホルム症候群の疑い
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【9月1日 AFP】米カリフォルニア州で当時11歳だったジェイシー・リー・ドゥガード(Jaycee Lee Dugard)さん(29)を誘拐し18年間監禁していたフィリップ・ガリドー(Phillip Garrido)被告(58)が、ドゥガードさんに秘書業務をさせていたことが分かった。地元紙が31日、報じた。
サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)によると、ガリドー被告は自分が経営する印刷会社の顧客らに、ドゥガードさんを自分の娘「アリッサ(Allissa)」と紹介しており、顧客らもこれを信じていたという。
顧客らの話によると、ドゥガードさんは電話やEメールで顧客とやりとりし、名刺やチラシ、ポスター印刷などの注文受付を担当していた。ドゥガードさんは礼儀正しく、仕事ぶりもプロフェッショナルだったという。
こうした事実について、精神医療専門家は、ドゥガードさんが、誘拐や監禁犯に次第に同情を抱くようになるストックホルム症候群に陥っている可能性があり、数年間の治療が必要だと指摘する。
一方、ドゥガードさんの義父カール・プロビン(Carl Probyn)さんは31日、ABCテレビに対し、家族との再会を果たしたドゥガードさんは、徐々に事件から立ち直りつつあると語った。しかし、回復の度合いは非常にゆっくりとしたもので、「完全に立ち直るには数年間はかかるだろう」と述べている。
プロビンさんは、また、ドゥガードさんが、自分が誘拐されたことや父親がガリドー被告である事実を、2人の娘に打ち明けたことを明かした。何も知らなかった娘たちは、父親が犯罪者だという事実にショックを受けているという。(c)AFP
サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)によると、ガリドー被告は自分が経営する印刷会社の顧客らに、ドゥガードさんを自分の娘「アリッサ(Allissa)」と紹介しており、顧客らもこれを信じていたという。
顧客らの話によると、ドゥガードさんは電話やEメールで顧客とやりとりし、名刺やチラシ、ポスター印刷などの注文受付を担当していた。ドゥガードさんは礼儀正しく、仕事ぶりもプロフェッショナルだったという。
こうした事実について、精神医療専門家は、ドゥガードさんが、誘拐や監禁犯に次第に同情を抱くようになるストックホルム症候群に陥っている可能性があり、数年間の治療が必要だと指摘する。
一方、ドゥガードさんの義父カール・プロビン(Carl Probyn)さんは31日、ABCテレビに対し、家族との再会を果たしたドゥガードさんは、徐々に事件から立ち直りつつあると語った。しかし、回復の度合いは非常にゆっくりとしたもので、「完全に立ち直るには数年間はかかるだろう」と述べている。
プロビンさんは、また、ドゥガードさんが、自分が誘拐されたことや父親がガリドー被告である事実を、2人の娘に打ち明けたことを明かした。何も知らなかった娘たちは、父親が犯罪者だという事実にショックを受けているという。(c)AFP