【8月29日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は28日、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)とオランダ代表のミッドフィールダー(MF)ウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)の移籍で合意に達したと発表した。

 レアル・マドリードは移籍金について言及していないが、スペインのメディアによると移籍金は推定1500万ユーロ(約20億円)とされている。

 スナイデルは2007年にアヤックス(Ajax)から移籍金2700万ユーロ(当時約44億円)5年契約でレアル・マドリードに入団したが、同クラブのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長は、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、カカ(Kaka)、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)らの獲得に費やした2億5000万ユーロ(約334億7000万円)の回収に動いていた。

 スナイデルは「(レアル・マドリードで)ひどい扱いを受けていたが、そのことについては話したくない。とても奇妙なことが起きた。監督(マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)は自分を頼りにしていると言っていたが、クラブにはそうじゃない人たちがいた。とても幸せだった。そのことは否定できない。離れるのは辛かったが、それが人生だ。今は満足している」と語り、今回の移籍が自らの意思に反したものだったことを明らかにしている。(c)AFP