【8月26日 AFP】今週末に大統領選の投開票が行われるガボンで25日、野党の男性党首が国中の男たちに、男性候補が当選した場合は「セックス・ストライキ」をやろうと呼びかけた。

 小政党「Gabonese Liberation Movement(ガボン解放運動)」のSamuel Ntoutoume Ndzeng党首は同日、この国は女性のリーダーを必要としているとし、「権力は女性たちのものでなければならない」と主張。30日の選挙で男性候補が当選した場合、同日夜から「すべての男性は無期限のセックス・ストライキに突入して抗議の意志を示すべき」と熱弁を振るった。 

 オマル・ボンゴ・オンディンバ(Omar Bongo Ondimba)大統領の死去に伴う大統領選には23人が立候補しているが、うち女性はたったの3人。3人とも当選の見込みはないと見られている。なお、ボンゴ氏死去後の暫定大統領には、女性のRose Francine Rogombe氏が就任している。

 Ndzeng党首は、演説をこう締めくくっている。「(男性候補が当選したら)われわれは毎晩、服を着たまま寝るぞ!」(c)AFP