【8月22日AFP】米国立アレルギー感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious DiseasesNIAID)は21日、初期の臨床試験で新型インフルエンザ用ワクチンが安全であることを示す結果が得られ、このまま進めば10月中旬には一般の人に接種できるようになる見通しだと発表した。

 同研究所のアンソニー・フォーシ(Anthony Fauci)所長によると現在、複数の臨床試験が行われており9月中旬から10月下旬にかけて結果が出そろうという。

 成人の被験者が参加して7日に始まった臨床試験では、注射した個所の腫れや赤みが報告されただけだった。この結果を受け今週、生後6か月から17歳の子どもを対象にした試験を開始。さらに、9月には妊婦120人を対象にした臨床試験も始める予定だ。

 一方、米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)は、ワクチンを接種すべきグループに関する最終提言を発表した。優先的に接種すべきなのは妊婦、生後6か月から24歳までの子どもと若年成人、インフルエンザによる深刻な合併症を起こすおそれがある25歳から64歳の人だという。医療従事者、月齢が低すぎてワクチンが接種できない6か月未満の乳幼児を育てている人も接種すべきという。

 CDCによると、全米でのこれまでの新型インフルエンザによる死者は522人、入院した患者は7963人に達し、ペースは緩やかになっているものの、依然として感染拡大は続いている。(c)AFP