【8月25日 MODE PRESS】米ニューヨーク近代美術館(Museum of Modern ArtMoMA)で19日、米「ヴォーグ(VOGUE)」のアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長と、同誌9月号の制作過程を追ったドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること(The September Issue)』のプレミア上映会が開催された。

 上映会に出席したデザイナー6名に、印象に残っているアナ編集長との思い出を尋ねた。

■マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs

 「最近だと、5月4日に開催したメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art)コスチューム・インスティチュート(Costume Institute)のガラパーティーで、ケイト・モス(Kate Moss)、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)とアナの4人で共にホストを努めたことが一番強烈な思い出だよ」

■ジェイソン・ウー(Jason Wu

 「間違いなく、CFDA/ヴォーグファッション基金(CFDA/Vogue Fashion Fund)だよ。アナと出会えたことや、審査を通じて僕の人生やキャリアが変わったんだ。ヴォーグには本当に感謝しているよ」

■タクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul

 「ヴォーグの取材で初めてアナに会った時かな。あの時の気持ちは絶対に忘れないよ。もう二度と編集部に来ることはないだろうと思ってたくらいだからね。すごく緊張していて、自己紹介も礼儀正しくできなかったんだ」

■ザック・ポーゼン(Zac Posen

 「僕の2回目のコレクションの時だね。彼女の前で、初めてプレビューを行ったんだ。そこでアナは、花柄のドレスを見て『袖を取りなさい』と言ったんだ。でも僕はそれを拒否した。後日、そのドレスは女優のデブラ・ メッシング(Debra Messing)の撮影で使用されたんだ。それがアナとの最初の交流だよ」

■ヴェラ・ウォン(Vera Wang

 「彼女が初めてヴォーグに来たとき、私はキャリアで言うと17年目だった。彼女が編集長になるとき、アナは私に『一緒に働かない?』と言ってくれたわ。結局一緒に働くことはなかったけれど、とても光栄だったわ」

■ダナ・キャラン(Donna Karen

 「アナと私は、アメリカファッション協議会(CFDA)とヴォーグ誌が共催するチャリティ・イベント”セブンス・オン・セール(7th on Sale)”に携わっていたのよ。全てに迫力があって、パワーも凄くて本当に感動した。アナは、自分を“きっかけ”にものごとをまとめることが上手なの」(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS

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