【8月18日 AFP】ドイツの病院で、世界最小の「補助人工心臓」の患者への埋め込み手術が世界で初めて行われた。手術を行ったハイデルベルク大学病院(University Hospital of Heidelberg)が17日、明らかにした。

 この人工心臓を体内に装着する第1号となったのは、50歳の女性患者で、7月末に埋め込み手術を受けた。以来、女性は自宅でほぼ通常の生活を送っているという。

 プラスチックとチタンでできた重量92グラムという最小の補助人工心臓は、小さいだけでなく、従来の装置よりも高機能で患者への負担が少ない。
 
 同病院で心臓外科を担当するマティアス・カルック(Matthias Karck)医師は、補助心臓は女性の心臓の左心室機能を完ぺきに補っており、作動音も静かで順調に機能しているという。

 補助人工心臓は、心臓の移植提供者待ちの期間にも利用できるほか、体内に埋め込まず、体外から制御する体外設置型としても、使用できる。

 今回、移植された補助人工心臓は、心臓外科医の第一人者、故マイケル・ドベイキー(Michael DeBakey)博士が1990年代に開発した初代の人工心臓「ドベイキー・ハート(DeBakey Heart)」の第5世代目となる。(c)AFP