【8月18日 AFP】クウェートの首都クウェート市(Kuwait City)の結婚式会場のテントで15日に発生した火災で、地元紙アルカバス(Al-Qabas)は17日、新郎の元妻が復讐(ふくしゅう)のために放火したと警察に自供したと報じた。この火災では、女性や子ども43人が死亡している。

 同紙によると、元妻(23)は元夫による離婚前の「ひどい扱い」に復讐するため、ガソリンを使ってテントに放火したという。内務省の報道官は国営クウェート・テレビ(Kuwait Television)に対し、この火災について、放火によるものだと語っている。

 この火災では、わずか数分でテントに火がまわり、パニックになった客たちが出口に殺到したという。43人が死亡したほか、90人が負傷しており、クウェートの近代史上最悪の大惨事となった。(c)AFP/Omar Hasan