【8月16日 AFP】オマキザルは自分の行動をまねない人間よりも、まねる人間により親近感を持つという研究報告が、14日付の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。

 この研究は、米国立衛生研究所(US National Institutes of HealthNIH)とイタリアの国立研究所(National Research Council)、パルマ大学(University of Parma)が共同で行った。

 実験ではサルを2つのグループに分け、一方のグループのサルの前では研究者がサルが小さなボールで遊ぶ様子をまね、もう一方のグループのサル前では、研究者がそのサルの行動とは違う行動をとった。

 その結果、サルは自分の行動のまねをしない研究者より、まねをした研究者のそばで長い時間を過ごすことが分かった。

 この研究を行った研究者の1人、NIHのデュアン・アレクサンダー(Duane Alexander)氏によると、この研究結果と同様のことが人間にも当てはまるとという。人間も他人が自分の行動やしぐさなどを微妙にまねることを好むからだ。

 今回の研究結果が、自閉症などの人間関係を築くことが不得手な人たちを助ける方法の手がかりになる可能性もあると、アレクサンダー氏は指摘している。(c)AFP