【8月10日 AFP】オーストラリア社交界でソーシャライトとして名をはせる富豪の母娘が、2年前にポルトガルで英国人女児マデリン・マクカーン(Madeleine McCann)ちゃん(当時3)が失踪した事件への関与を取りざたされ、困惑をあらわにしている。

 マデリンちゃんの両親が雇った私立探偵らは先ごろ、2007年5月に発生したマデリンちゃん失踪に関連して「ビクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)に似た、オーストラリア訛りのある女性」を捜していると発表した。

 マデリンちゃんは失踪したポルトガルから、スペイン・バルセロナ(Barcelona)に連れ去られた疑いがあるが、失踪の3日後、「わたしの新しい娘を連れてきてくれたか」と男性に尋ねる女性がバルセロナで目撃されており、関与が疑われている。

 一方、オーストラリアの不動産王、故ビル・ワイリーさんの妻のロンダ・ワイリー(Rhonda Wyllie)さんと、娘のメリッサ・カールソン(Melissa Karlson)さんが所有する豪華ヨット「ウィルパワー(Willpower)」号が当時、バルセロナに係留していたとの情報が流布した。
 
 しかし、2人の広報担当者は豪AAP通信に対し、「ワイリーさん母娘は過去1日のメディアの騒動に困惑している。特に、その日の夜、2人ともスペインにはいなかったのだから」と母娘の心境を代弁した。

 バルセロナで目撃された女性のモンタージュ画像を、私立探偵チームが国際的に公開したことから、すでにオーストラリア人女性1人が疑いを掛けられ、否定する事態も発生している。豪フェアファックス・メディア(Fairfax Media)の報道によると、友人からの「似ている」との通報で名指しされたのは、ジュディス・アーロン(Judith Aron)さん(53)。アーロンさんはスペイン語が堪能で、5歳の女児の母だが、メルボルン(Melbourne)の自宅からの電話インタビューで、「わたしは53歳。どう見てもスパイス・ガールには見えないでしょう」と疑いを否定した。(c)AFP