【8月6日 AFP】南太平洋のトンガの首都ヌクアロファ(Nuku'alofa)近海でフェリーが5日深夜転覆、沈没し、1人の遺体が収容され、現在も依然25人が行方不明となっている。救助関係者が明らかにした。関係者によると、不明者が40人に上る恐れもあるという。

 沈没したのは、乗客乗員79人を乗せ、ヌクアロファからノムカ諸島(Nomuka Islands)ハーフェバ(Ha'afeva)に向かっていたフェリー「プリンセス・アシカ(Princess Ashika)」。

 生存者の話によると、行方不明者の大部分は、甲板の上で寝ていた女性や子どもとみられる。53人は救助されたが、英国人男性1人の遺体が収容され、外国籍の3人を含む25人が依然行方不明となっている。

 捜索活動に参加しているニュージーランド救難当局によると、複数の航空機や船舶が、フェリーが5日午後11時に救難連絡を発信した、首都から北東約86キロ地点にある海域へ向かっている。(c)AFP