【8月4日 AFP】中国北西部青海(Qinghai)省の保健当局は2日、海南チベット族自治区(Hainan Tibetan Autonomous PrefectureZiketanで肺ペストに感染した男性2人が死亡したため、同地区を封鎖する隔離措置をとったと発表した。

 保健当局および国営新華社(Xinhua)通信によると、死亡したのは牧畜業を営む32歳の男性と、その近隣に住む37歳の男性。このほか、前日の検診で11人が肺ペストに感染していることが分かったという。

 当局は、同地区内には当面、封鎖が続いても自給自足に十分な物資があるとしているが、封鎖解除の時期については、明らかにしていない。

 中国と国境を接するロシアも、青海省での肺ペスト感染をうけて3日、中露国境での監視強化を発表した。

 ロシア通信(RIA)によると、ロシア保健当局のゲンナジー・オニシチェンコ(Gennady Onishchenko)局長は、肺ペスト感染の発生地から国境までの距離はかなりあるとしながらも、国境を通過する中国人、ロシア人の双方に対し、感染有無の確認を強化すると語った。

 肺ペストは空気感染するため、ノミによって感染する腺ペストよりも、人を通じて拡大しやすい。また、腺ペストの致死率は60%だが、肺ペストの場合は、適切な治療を施さなければ致死率は100%に至ることもある。(c)AFP