【8月3日 AFP】「ミス・ユニバース(Miss Universe)」日本代表の宮坂絵美里(Emiri Miyasaka)さん(25)が世界大会で着用する予定だった、下着が見える長さの黒皮の着物にピンクのガーターベルトという衣装に批判が殺到し、デザインが見直されることになった。

 今月23日にバハマで開催されるミス・ユニバース世界大会に出場する宮坂さんのブログは、怒りを表す書き込みであふれた。その多くは、7月末の東京での壮行会で初披露されたこの衣装について「下品だ」との激しい批判だった。

 ミス・ユニバース・ジャパン(Miss Universe Japan)の主催者であるアイビージージャパン(IBG Japan)のスタッフは、多くの人から厳しいコメントが寄せられたことに「驚いている」と述べた。

 IBGによると、衣装の着物の丈は当初はもっと長かったが、ミス・ユニバース本部(Miss Universe Organization)の日本担当ディレクターでデザインを担当したイネス・リグロン(Ines Ligron)氏が、壮行会の直前に丈を短くすることを決定したという。宮坂さんの衣装は本番では露出度が抑えられたものになるという。

 リグロン氏は最近では2007年のミス・ユニバースに輝いた森理世(Riyo Mori)さんら、10年以上にわたる日本代表のトレーニングを手がけてきたが、過去には、日本の保守的な美意識を変革したいと述べたこともある。今回の騒ぎの後には自らのブログで「保守派とファッション界の恐竜たちが彼女の衣装を批判しているけれど、ファッショニスタたちは気に入っている。わたしが気にするのは、ファッション界に影響を与える人たちだけ」と記している。(c)AFP