【8月2日 AFP】キプロスの首都ニコシア(Nicosia)で7月に試験導入されたばかりのラッシュアワーの渋滞緩和策が29日に中止された。当初の想定より交通量が多かったため。

 この渋滞緩和策は2人以上が乗った車に1車線を割り当てるというもので、道路を走る自家用車の数を減らすことを狙っていた。

 7月に導入した理由は、学校が夏休みに入り、住民が休暇に出かけるため、市内の交通量が普段よりも減るとみられていたからだ。

 しかし、キプロスのニコス・ニコライデス(Nicos Nicolaides)通信公共事業相は報道陣に「交通量が通常の70%になることを前提にしていたが、実際には交通量が減るどころかむしろ増えてしまった。試験的なものであっても渋滞緩和策を実施できる状態ではない」と説明した。

 ニコライデス氏は恒久的な渋滞緩和策を実施するには総合的な公共交通システムと、国民の自動車依存を減らす必要があるとしているが、キプロスには特に見るべき総合的な公共交通システムは存在しない。(c)AFP