【7月31日 AFP】観光地として知られるスペインのスペイン・マヨルカ(Majorca)島で30日、警察施設前に停められていた公用車に仕掛けられた爆弾が爆発し、警察官2人が死亡し、数人が負傷した。

 同国当局は爆発から数時間、島内の港および空港をすべて閉鎖した。

 当局はバスク(Basque)地方の分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由(ETA)」による犯行と見ており、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ(Jose Luis Rodriguez Zapatero)首相はETAに対し激しい怒りを表明している。同首相によると、ETAの多数メンバーが逮捕されており、当局は今後もさらなるメンバー逮捕に向けて活動を続けるという。

 爆弾は現地時間午後2時ごろに爆発し、警察の車両を火だるまにした。この直後の状況をテレビ局が撮影した映像が報じられている。地元当局によると、この事故で27歳と28歳の警察官が即死した。

 警察当局は爆発から数時間後にもう一つの爆弾が公用車に仕掛けられたのを発見し、爆弾処理を行った。c)AFP