【7月28日 AFP】ティモシー・ガイトナー(Timothy Geithner)米財務長官は27日、中国に対し、世界経済の強化と環境汚染の低減のために、経済を輸出中心から国内需要へ転換するよう要請した。

 ガイトナー長官は、米国と中国が2日間の日程で外交・経済分野の問題について協議を行う「米中戦略・経済対話(US-China Strategic and Economic Dialogue)」の非公開の初会合を前に「中国が、消費者支出の役割を拡大するなど、内需主導型経済へと経済構造を転換することに成功すれば、より迅速で均衡のとれた世界の経済成長に大きく寄与することになるだろう」と語った。

 また、ガイトナー長官は、中国が輸出主導型の経済成長モデルから離れ、消費者の需要喚起に取り組んでいることを「野心的な計画」と評価した。(c)AFP