【7月22日 AFP】オーストラリアのパース(Perth)近郊のアボリジニ居住地で、ガソリン缶とライターを持って警察に襲いかかろうとした男性が電気ショックを与えるテーザー銃で撃たれ、炎上した。警察当局が21日明らかにした。

 当局によると、暴力的な犯罪者として知られる男性(36)がガソリンとライターを振りかざしながら警官たちに向かって走ってきたため、自己防衛のためテーザー銃を撃ったところ、男性が炎に包まれた。男性は顔面、腕、胸に3度の火傷を負った。

 警察はテーザー銃を使わなかったとすれば拳銃を発射するしかなく、その場合、もっと悲惨な結果になっていたことは間違いないと説明した。またテーザー銃の発射直後に男性が火に包まれたのは事実だが、ライターから引火した可能性も否定できないと述べた。

 数週間前には、同国クイーンズランド(Queensland)で男性がテーザー銃で28回撃たれて死亡している。4月には別の男性がアリススプリングズ(Alice Springs)でテーザー銃で撃たれ死亡している。(c)AFP