【7月17日 AFP】急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの兄ティト・ジャクソン(Tito Jackson)さんが、17日の英デーリー・ミラー(Daily Mirror)紙のインタビューで、マイケルさんは父親がベルトで殴ろうとした時にすばやくかわして逃げる才能があったと、子ども時代のエピソードを語った。

 ティトさんによると、マイケルさんのフットワークが軽くて見事だったため、ベルトを手にした父親は追いかける際によく笑い出してしまったという。

 「父がベルトを振り下ろすと、マイケルはあっちにいて、次にベルトを振ると今度はこっちにいるといった具合だった。つかまえることができないものだから、父は途中で立ち止まって笑い出してしまう。マイケルはそんな父の周りでダンスをするんだ。父は、しまいには疲れてしまってあきらめていたよ」

 マイケルさんは生前、ジャクソン5(Jackson 5)で歌を間違えたりすると父親のジョー・ジャクソン(Joe Jackson)さんからよく殴られ、「醜いやつだ」とののしられていたと語っている。

 なお、ティトさんは、父親は単に「しつけに厳しいタイプ」だとして、育て方の面で父親への悪感情はないと話している。(c)AFP