【7月17日 AFP】F1ドライバーのセバスチャン・ブーデ(Sebastien Bourdais)が16日、自身を解雇したトロ・ロッソ(Toro Rosso)を相手に訴訟を起こす可能性を示唆した。

 トロ・ロッソは、24日に開幕する第10戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2009)からスペイン人ドライバーのハイメ・アルグエルスアリ(Jaime Alguersuari)を起用する。

 09F1世界選手権で精彩を欠いて信頼を失ったブーデは、「シーズン終了まで私を起用しないというトロ・ロッソの判断にショックと失望を覚える。私の振る舞いにチームが下した契約解除の決断を正当化するものはなく、トロ・ロッソが契約を違反したと考えている。法的手段に出る可能性を含めた状況の再調査を弁護士に指示した」と声明を発表している。

 トロ・ロッソのチーム代表を務めるフランツ・トスト(Franz Tost)氏は16日午前、ブーデの2シーズンにわたるパフォーマンスへの失望を明らかにしていた。トスト氏は「第9戦ドイツGP(German Grand Prix 2009)がセバスチャン・ブーデにとってトロ・ロッソでの最後のレースとなった。我々とブーデの2シーズン目のパートナーシップは予想を下回ったため、ハンガリーGPからブーデを(新ドライバーに)代える決定を下した。新ドライバーについてはハンガリーGPの直前に発表する」としている。

 チャンプカー・ワールドシリーズ(Champcar World Series)では2004年から07年にかけて4連覇を達成したブーデは、今シーズンのドライバーズポイントで16位に沈んでいた。2008年にトロ・ロッソへ加入したブーデは、同シーズンに7位入賞を2度、今シーズンは8位入賞を2度果たすなど、これまでに27レースに出場し通算6ポイントを獲得している。

 ブーデに代わりドライバーズシートに座る19歳のアルグエルスアリは、F1では最年少ドライバーとなる。スペインの石油大手レプソルYPE(Repsol YPF)の後ろ盾を持つアルグエルスアリは、2008年のF3選手権で優勝し、1日からはトロ・ロッソと姉妹チームのレッドブル(Red Bull)のリザーブドライバーとなっていた。(c)AFP