【7月11日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が到着したガーナの首都アクラ(Accra)で11日、大勢の人々が路上に繰り出してオバマ氏を歓迎した。今回のアフリカ訪問で、オバマ氏はアフリカ諸国に民主主義を呼びかける。

 オバマ氏はイタリアでの主要国(G8)首脳会議を終えてガーナに到着。アフリカ系移民の息子で、黒人初の大統領となったオバマ氏を一目見ようと、アクラでは大勢の人々が路上に集まった。

 11日に議会で演説するオバマ氏は、サハラ以南のアフリカの初の訪問先にガーナを選んだ理由について、紛争で痛めつけられたアフリカ大陸において「機能している民主主義」の見本だからだと語った。

 オバマ氏は、黒人奴隷を祖先にもつミシェル(Michelle Obama)夫人とともに、かつて南北アメリカに向けた奴隷貿易の拠点だったケープコースト城(Cape Coast Castle)を訪問する。

 ガーナのメディアは、オバマ氏の記事や広告、詩文などで埋め尽くされた。新聞各紙はアクラに到着したオバマ氏の写真を取り上げ、国営紙デーリー・グラフィック(Daily Graphic)には「オバマ大統領、おかえりなさい」との見出しを掲載した。(c)AFP/David Adadevoh