【7月8日 AFP】チェコサッカー協会(Ceskomoravsky Fotbalovy SvazCMFS)のイワン・ハシェック(Ivan Hasek)新会長が7日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)欧州予選が終了するまで自身が代表チームの監督を兼務すると発表した。

 ハシェック会長は、同予選で本選出場権が自動的に獲得できる首位のスロバキアと勝ち点差7で4位につけているチェコ代表を指し、「想定外の状況には想定外の解決法が必要」と語った。

 ハシェック会長は、6月に協会の新会長に指名され、同月30日にはフランティシェック・ストラカ(Frantisek Straka)監督を更迭していた。ストラカ監督は5月、W杯予選で精彩を欠き続けて解任されたペトル・ラダ(Petr Rada)氏の後任に就いたばかりだった。

 ハシェック会長は、「私は責任を持つが、これは短期間の解決策である」としている。

 代表チームのアシスタントコーチには、ハシェック会長がスパルタ・プラハ(Sparta Prague)時代にチームメイトだったミハル・ビレク(Michal Bilek)氏とアル・アハリ(Al Ahly)の監督時代にアシスタントコーチを務めていたLudek Klusacek氏が指名された。また、元同国代表監督のカレル・ブリュックナー(Karel Bruckner)氏のアドバイザー就任も見込まれている。(c)AFP