【7月5日 AFP】(記事更新)米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)、元テネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)のクォーターバック(QB)のスティーヴ・マクネア(Steve McNair)氏と身元不明の女性が他殺体で発見されたことが4日、分かった。マクネア氏は36歳だった。

 地元テレビ局WTVFは、警察の発表によるとマクネア氏は銃撃により頭に致命的な傷を負い死亡したと報じている。

 同局に対して警察は、マクネア氏と身元不明の女性はナッシュビル(Nashville)の中心街で発砲事件に巻き込まれたと見ていると明かしている。

 警察は、ソファの上で発見されたマクネア氏から複数の銃創が見つかり、身元不明の女性からは一発の銃創が確認され、女性の近くには銃があったとしている。

 当局は両者には撃ち合う動機がないとしている。

 タイタンズのオーナー、バド・アダムス(Bud Adams)氏は「我々はスティーヴ・マクネアが今日(4日)死亡したというニュースを聞き、悲しみに暮れショックを受けている」とコメントしている。

 「エア・マクネア」のニックネームを持つマクネア氏は、タイタンズなどで13シーズンにわたりプレーし、2008年4月に現役引退を発表していた。

 マクネア氏は、プロボウルに3度選出され、2003年には最優秀選手に輝くなど通算161試合(うち先発出場は153試合)に出場し、4544本中2733本のパスを成功させて通算31304ヤードを獲得。タッチダウンパス174本を記録している。(c)AFP