【7月3日 AFP】イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)に所属するフォワード(FW)ヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)が2日、チームとの契約を1年残しながらも現役を引退したと、地元ANSA通信が伝えた。

 モンテッラは09-10シーズン開幕を控えるチームに合流せず、クラブのユースチームでの仕事を引き受ける決断を下した。小柄な体格から「小型飛行機(Aeroplane)」の愛称を持つモンテッラは、イタリア代表として20試合に出場し、3得点を挙げている。

 現在イングランド代表を率いているファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督が指揮を執ってリーグ優勝を果たした2000-01シーズンのメンバーであるモンテッラの引退により、現在のチームで優勝を経験した選手はフランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)のみとなった。

 セリエC(3部)のエンポリ(Empoli FC)でキャリアをスタートしたモンテッラは、ジェノア(Genoa CFC)、サンプドリア(Sampdoria)を経て、1999年に移籍金約32億円でASローマに加入した。

 しかしながら加入当初は、トッティとガブリエル・バティストゥータ(Gabriel Batistuta)氏がいたため先発を確保することができず、近年ではルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督がトッティを1トップで使うことを好んでいたため、起用される機会は限られていた。

 ここ数年は端役のような選手生活を送り、古巣のサンプドリアやイングランド・プレミアリーグのフラム(Fulham)にローン移籍などしていたモンテッラだが、地元のライバルチームであるラツィオ(SS Lazio)戦で得点を決めることが多かったため、ローマのサポーターからは今も愛されている。(c)AFP