【7月2日 AFP】(写真追加)軍のクーデターで国外追放されたホンジュラスのホセ・マヌエル・セラヤ(Jose Manuel Zelaya)氏は1日、帰国を週末に延期すると発表した。米州機構(Organization of American StatesOAS)が同日、同国の暫定政権に対しセラヤ氏を復帰させるよう最後通告する決議を採択したことを受け、この決着を待つことになった。

 暫定政権は国際社会の圧力を受けて孤立を深めており、OASは、セラヤ氏の復職を4日までの72時間以内に受け入れない場合にはホンジュラスの加盟資格を停止させるとしている。

 セラヤ氏の復職については、国連総会(UN General Assembly)も前月30日、セラヤ政権の「即時無条件の復活」を求める決議案を全会一致で採択している。

 一方、クーデター後に就任したロベルト・ミチェレッティ(Roberto Micheletti)暫定大統領は1日、AFPに対し、OASの最後通告には応じないと話した。(c)AFP/Sophie Nicholson